先生と生徒のモチベーションアップセミナー

先生と生徒のモチベーションアップ方法

講演者 JCTA yasushi yokota
講演日時 2021年11月12日 PM18:00~19:10
講演会場 アイプラザ

セミナーの目的とゴール

【セミナーの目的】

 先生と生徒のモチベーションアップの方法が分かり、安心感が高まること。

【セミナーのゴール】
 ・モチベーションアップに必要な自己受容のための4つの要素を知る。 

 ・生徒のモチベーションを上げるためにできる事を知る。

 ・生徒との関係を良くする5つのコミュニケーションの概要を知る。

【セミナー参加姿勢】

  アウトプットを想定した参加を期待します。セミナー内容をご自身で誰かに伝える事を意識して参加していただく事で、インプットした知識を深く理解する事ができます。

自己受容する方法、4つの事実を知る

モチベーションを上げる前提として、自己受容できることが必要です。
自己受容とは、今のありのままの自分をOKと思える事です。私たちは普段の生活の中で、自分の価値や、既にたくさん持っているものを意識して考える事はありません。自分の期待や欲求が叶わない事をダメと考えたり、自分の理想や他の誰かと比較して、できていない自分を責めたりしてしまいます。そこで、以下の4つの事を、改めて確認することで、自己受容が高まると期待できます。

1、自分の労働資産価値を知る

あなたは、ご自身の労働資産価値をご存知ですか?
投資の世界では、1億円を株式投資すると配当金は3%~5%です。つまり年俸300万円の人の労働資産価値は1億円と言うことになります。さらに1億円の資産を持っている人は、世界人口の0.27%です。

2、貢献している自分を知る(共同体感覚)

あなたは、役に立っている自分をご存知ですか?
私たちは、誰かのお世話になり、誰かの役に立っています。なんの役にも立っていない人は存在しません。生まれたての赤ちゃんでも、病気をしている老人も役に立っています。

生まれたての赤ちゃんは、周りの人を笑顔にします
病気の人は、お医者さんに仕事を作っています
生徒は先生の役に立っています
先生は生徒の役に立っています
仕事をしている人は納税して国民の役に立っています
悩んでいる人は、カウンセラーの役に立っています

3、自分が持っているもの、出来ていることを知る

あなたは、自分の持っているもの、出来ていることを点検していますか?
既にあなたが持っているものは、当たり前ではなく奇跡である事実を認識しましょう。

動く手足
見える目
聞こえる耳
食べられる口
大切な人「家族・恋人・友人」
仕事・家庭・生活できるお金

4、自分の捉え方を知る(全体論)

私たちの悩みの原因は、自分の中にあります。悩んだり、悩まなかったりするのは、後ろ向きの捉え方をしているか否かです。つまり、否定的なマイナス思考で物事を捉えてしまうと、悩みが生まれ、前向きの捉え方に変え、肯定的なプラス思考をすることができれば、悩みは悩みではなくなります。あなたの捉え方を確認してみてください。

モチベ―ジョンが上がる4つの要素

1、エベレスト登山の話し:「自己選択」

自分で選択し、決断した事は、モチベーションが上がります。そして、夢中になり、後悔する事もありません。

○○に挑戦する
結婚相手
仕事
受験
進路

2、ハワイ島の拉致事件の話し:「大切な人への貢献」

大切な人を助けたいという思いの時は、無条件にモチベーションが上がります。

大切な家族(子ども、パートナー、両親)
大切な恋人
大切な友達

3、夢の話し:「本当の目的」

目的とは、目標に辿り着いた時に欲しい気持ち
目標とは:ゴールの場所、値など、数値化できる到達点

目的が明確でないと、目標を達成しても、欲しい気持ちは得られないことがあります。それは、手段を間違えるからです。

登山:目標は山頂、目的は達成感、頂上での景色を見るワクワク感
お金が欲しい:目標は金額、目的は安心感、幸福感
子育て:目標は自立した大人、目的は安心感、幸福感
クルマ:目標は車を手に入れる、目的は快適、優越感
家族旅行:目標は目的地の観光、目的は家族の思い出作り、楽しむ事

4、楽しくなる時の話し:「横の関係と貢献感」

・リッツカールトン・ディズニーランド:横の関係の接客
・ドリカムのコンサート:「ありがとう」の感謝のシャワーが楽しく、幸せの気持ちになります。


基本的欲求を満たそうとする事は、楽しい事ですが、この欲求は無限におおきくなり、大きくなると満足感は低下して楽しくなくなります。

マズローの基本的欲求
自己実現の欲求:○○になりたい
自我自尊の欲求:認められたい、自己選択したい、征服したい
社会的欲求:仲間に入りたい、愛したい、愛されたい
安全の欲求:安全な環境や状態が欲しい
生理的欲求:食べたい、飲みたい、眠りたい

生徒との関係を良くする5つのコミュニケーション概要

コミュニケーションの要素

1、アイメッセージのコミュニケーション

アイメッセージとは、見える事実と、自分の思いや気持ちを伝えることです。この伝え方をすると、相手は否定する事はできません。

「わたしが、○○と思う」
私は、あなたがとても素敵な人だと思っています
あなたの料理の腕前は最高だと、私は思うよ
あいさつしてくれて、私は嬉しい
助けてくれて、ありがとう

ユーメッセージとは、相手を評価したり、指示命令する伝え方です。主語を相手にする伝え方で、この伝え方をすると、相手が否定することが出来ます。

「あなたは、○○だ」
あなたは、とても素敵な人です
あなたの料理の腕前は、最高ですね
あいさつ出来たあなたは、良い子ですね
助けてくれたあなたは、偉い

ユーメッセージの伝え方は、叱っても、褒めても、相手の心には届きません。

2、目的論のコミュニケーション

原因論のコミュニケーションとは、悪いと思う原因部分に意識を向け、アドバイスや指示命令で改善しようとするコミュニケーションです。

目的論のコミュニケーションとは、良いと思う部分に意識を向け、悪い部分が出来た時に、出来た事をアイメッセージで伝えるコミュニケーション方法です。

3、共感的会話

4、共感的叱り方

共感して、その場で短く、理由を添えて、自分の言葉で、その行動や言動を叱る

5、コーチング

選択の質問をすることで、相手の選択と決定するサポートをする指導方法です。
相手の内面を育てる事が出来ます。



反対に、ティーチングは外部情報を提供する指導方法で、内面を育てる効果は期待できません。

まとめ

自己受容する方法、4つの事実を知る

モチベーションを上げる前提として、自己受容できる事が必要です。

1、自分の労働資産価値を知る:「既に大きな労働資産を持っています」
2、貢献している自分を知る:「誰かの役に立ち、誰かのお世話になっています」共同体感覚
3、自分が持っている物、できている事を知る:「健康は当たり前ではなく奇跡です」
4、自分の捉え方を知る:「捉え方は自分で選択できます」

モチベ―ジョンが上がる4つの要素

1、エベレスト登山の話し:「自己選択する事でモチベーションは上がります」
2、ハワイ島の拉致事件の話し:「大切な人のためにする事はモチベーションが上がります」
3、夢の話し:「目的が明確になった時、モチベーションは上がります」
4、楽しくなる時の話し:「楽しいことをする時はモチベーションが上がります」

・リッツカールトン・ディズニーランド:「横の関係で接する」
・ドリカムのコンサート:「ありがとうの感謝のシャワー」

生徒との関係を良くする5つのコミュニケーション概要

1、アイメッセージのコミュニケーション:「自分の気持ちや思いを伝えます」
2、目的論のコミュニケーション:「問題と思う事ができた時に、できた事実を伝えます」
3、共感的会話:「共感のオーム返しをします」
4、共感的叱り方:「共感的にその場で短く理由を添えて、自分の言葉でその行動や言動を叱る」
5、コーチング:「選択の質問をして、ヘルプではなくサポートします」

幸せの方程式

私たちの生きる目的は、幸せになる事です。そして、人生の使命は、生き抜く事と子孫を残す事と言われています。そこで幸せの方程式について少しお伝えします。

前向きの捉え方

肯定的なプラス思考
全ての出来事や状態を肯定的に捉え、良い面やできている事、既にあるものを足し算で考える思考です。私たちの全ての出来事には、なんらかの意味があります。無駄な体験、辛い失敗の中から何を学んだかを考える事で、出来事の解釈は変わります。

自己受容

自己受容のスタートは、ありのままの自分を認め、受け入れ、許し、大切にすることです。そして、自分の価値や誰かの役に立っている事、既にたくさん持っているものに気づけた時、自分をOKと思えるようになります。

他者受容

他者受容ができていない人は、自己受容ができていない人です。相手を認め、受け入れ、許し、大切にしたいと思うなら、まずは自己受容をする事が重要です。

健康的自由

経済的自由と時間的自由を得ても、健康でなければ幸福感は低下します。

時間の自由

私たちが持っている時間には限りがあります。ですから時間はお金よりも大切と言えます。お金があっても時間的な自由が無ければ、幸福感は低下します。仕事に時間を費やしてお金を得ても、時間が無ければ幸せとは言えません。

経済的自由

お金は幸せの必要な条件です。しかし、生活に必要な以上のお金は、幸せの条件にはなりません。生活以上のお金が欲しい人は、欲求が大きくなっているだけです。欲求が大きくなると不満や悩みが生まれます。つまり、生活できる金額より、少しだけお金があれば経済的自由を満たしていると言えます。お金がたくさんあっても、自由な時間や健康が無ければ意味がありません。

幸福な状態と不幸な状態

役に立つ参考情報

アドラー心理学概要

マズローの心理学

グラッサーの選択理論

マーフィーの法則

セミナーQ&A

※セミナーでの質問を頂いた内容への解説を掲載いたします。

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